2013年12月
ネクラーソフ「赤鼻の酷寒(マロース)」 最終回 抜粋
わが百姓女が手に入れた恍惚が
よし、どれほど高値につこうとも 何の不足が
そこにあろう? かの女はほお笑んでいる
われらはかの女のために悲しむまい。
森の贈る 静けさにもまして
深く、甘やかなものはない
冬空の 寒さの下に身動きもせず
戦(おのの)きもせず 立ちつくす時。
何処として、ここより他に こんなにも深くのびのびと
疲れた胸の息づける処はない
さればもし、もはや生きることがかなわないなら
ここで眠り入るほど、甘やかなことはないのだ!
ⅩⅩⅩⅥ
音もなく! 一つの魂(たましい)は死んで行く
嘆きと、また、苦難の魂は。立ちつくし
そして感ずる、死の静寂が
この魂にうち克って行くのを。
音もなく! きみは見る、青い
大空 太陽(ひ) そして森
白銀(しろがね)の霜帯びて
不可思議にみちみちた森
え知らぬ神秘をもって招きよせ
深くもまた冷然たる森……しかし、それ
ふとも聞こえる かそかなひびき──
梢を栗鼠の渡り行く音。
投げ落す 一塊(ひとくれ)の雪
ダーリアの上へ──松の梢を渡る時。
しかしダーリヤは立ちつくし、凍えて行く
うつつない、その夢の中で……
よし、どれほど高値につこうとも 何の不足が
そこにあろう? かの女はほお笑んでいる
われらはかの女のために悲しむまい。
森の贈る 静けさにもまして
深く、甘やかなものはない
冬空の 寒さの下に身動きもせず
戦(おのの)きもせず 立ちつくす時。
何処として、ここより他に こんなにも深くのびのびと
疲れた胸の息づける処はない
さればもし、もはや生きることがかなわないなら
ここで眠り入るほど、甘やかなことはないのだ!
ⅩⅩⅩⅥ
音もなく! 一つの魂(たましい)は死んで行く
嘆きと、また、苦難の魂は。立ちつくし
そして感ずる、死の静寂が
この魂にうち克って行くのを。
音もなく! きみは見る、青い
大空 太陽(ひ) そして森
白銀(しろがね)の霜帯びて
不可思議にみちみちた森
え知らぬ神秘をもって招きよせ
深くもまた冷然たる森……しかし、それ
ふとも聞こえる かそかなひびき──
梢を栗鼠の渡り行く音。
投げ落す 一塊(ひとくれ)の雪
ダーリアの上へ──松の梢を渡る時。
しかしダーリヤは立ちつくし、凍えて行く
うつつない、その夢の中で……
ボルガの舟歌 スターリングラードの戦い
台湾紀行 その31 花蓮の宿は統帥大飯店
アミ族ショーを楽しんだ後は、市内のレストラン(記録がないのでどこかは不明)で広東料理での晩餐となった。
なお、スープはとびきり美味しいコーンスープと記録にあった。
晩餐の後は、今夜の宿である花蓮の「統帥大飯店(マーシャルホテル)」に向かった。
「統帥大飯店」は、花蓮駅から車で5分程度の距離にあるリゾートホテルで、繁華街地区に位置し、観光にもビジネスにもとても便利なホテル。
昔からアミ族の居住エリアだった花蓮をイメージして、エントランスには原住民の躍動感と情熱を表現する男女の大理石彫像が飾られていた。
http://sns.atgames.jp/cache/img/jpg/w415_h415/a_1919819_589e7c8b52ab45bd7b3e1a43db7d561fcd7455b1_jpg.jpg
「統帥大飯店」は、花蓮駅から車で5分程度の距離にあるリゾートホテルで、繁華街地区に位置し、観光にもビジネスにもとても便利なホテル。
http://sns.atgames.jp/cache/img/jpg/w415_h415/a_1919819_53b51129350d4a76b3cbea4785e94930a6d637cc_jpg.jpg
写真撮影はしなかったが、ロビーには、原住民彫刻家の手によるという、素晴らしい彫刻もあった。
原住民の生活スタイルをホテルの装飾にまで随所に表現しているところに、アミ族と共生して生きてきた花蓮の特色が感じられた。
http://sns.atgames.jp/cache/img/jpg/w415_h415/a_1919819_93e830623692f76724b4e0d0b5dcbca65e1ceddd_jpg.jpg
円形の窓という独特のスタイルの客室もユニークで、部屋に入るとこんな感じ。
http://sns.atgames.jp/cache/img/png/w415_h415/a_1919819_a0293a4672fe16500a4809b2d30e5bbb4c46d5e8_png.png
今夜は台湾での4日間の宿泊の中で唯一夜間活動のない日となったので、部屋のテレビで日本語放送を見たり、のんびりゆっくり風呂に浸かったり、携帯に入れてきたK-POPの新曲を聴いたりして、安物ウイスキーの水割りを飲みながら、優雅に台湾の休日を過ごした。
シチー(キャベツを中心とした代表的なロシアのスープ)
シチーは、代表的なロシア料理
キャベツをベースとした野菜スープ。
ロシア料理にはなくてはならない味であり、「実の父よりもシチーは飽きることがない」「善人はシチーから逃げない」などロシアの諺にも使われているほど。
生のキャベツ、または発酵したキャベツとその他の野菜から作られる。肉を入れることもある。
発酵したキャベツから作られたものは酸味が効いており、特に「酸っぱいシー」と呼ばれる。
仕上げとしてスメタナ(サワークリーム)を入れることが多い。黒パンとともに食すのが普通である。