旧開智学校の中に入ったが、特に印象に残るような展示は無かった。

 親切に説明してくれたガイドとも別れたので、全く訳の分からないものにとっては、さらっと建物の中を一階から二階へ通り抜けるような見学しかできなかった。

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 ここは一階の廊下で、目立つような展示は無かった。

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 二階に入っても展示教室はガランとしていて、印象に残るような展示は全くない。

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 ここは、明治天皇御座所に使われた部屋で、具体的には明治天皇が1880年に松本に御巡幸した際に休息を取った部屋である。

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 明治天皇は明治5年から13年間の間に、維新後の国情視察などのため、全国各地を計6回巡幸していて、松本には4回目に立ち寄った。

 

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 旧開智学校の建物自体は大変立派で価値の高いものだということがわかったが、それに比して展示内容が貧弱で、できれば学校当時の教室の授業内容の紹介やそれに使われた教科書等や学校の教員や生徒の具体的な数や1年の行事等の展示ぐらいはして欲しいと思った。

 やや不満を持って、次の見学地の松本深志高校へ移動した。

 旧開智学校を見学している時に急きょ計画を変更し、午前中は旧開智学校と松本深志高校と旧松本高校校舎を見学することにした。

 せっかく松本に来たからには、学都として有名な松本の雰囲気を少しでも多く味わってみたいと思ったからである。

 

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 松本深志高校は長野県内で最も古い歴史を持つ高等学校で、確か東大等の有名難関大学への進学率は長野県でトップと記憶していたが、今はどうなっているか確かなところは知らない。

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 松本深志高校は現役の高校なので、夏であっても学校や生徒の邪魔にならないよう、校門から校内を少しだけ見学した程度で退散した。